「えっ、私がやるんですか?役不足では…」
「それを言うなら役者不足でしょ!」
という、よくある日本語間違いな会話はさておき。…
(何が間違いなのかわからない人は、辞書を引くのこと)
日々、コツコツと努力していると、急にふさわしくない役割を与えられることがある。
サラリーマンなら経験があるはず。
「年始のネットワーク切替、一人で行ってきて。あ、ミスったら〇〇社のシステムが全部止まるからね」
「このシステム導入したいんだけど…。バンガロールに行って評価してきてくれない?」
「利用者1万人のサービスを切り替えることになった。プロジェクトリーダーとしてやってくれるか」
はい、いずれも過去の私に与えられた役割です。
言われた時点では、何をどうしたらいいかなんて全く分からない。
でもやらなきゃいけない。助けてくれる上司もいない。
背伸びして…というレベルですらない。
自分にこれが出来るんだろうか?
それでも、何とか一歩ずつ前に進んでいき、気が付いたらゴールが見えていた…。
当時を振り返ってみると、やっている最中はその役割に見合ってはいなかった。
でも、それを終えたときに、見合った人になっていた。
ふさわしくない役割をこなした人だけが、その役割にふさわしい人になれる。
大丈夫。こなせない役割だったら、その役割はやってこない。
やれるかやれないか、ではなく、そこから逃げるようとするのかやり切ろうとするのか。
「こ、これって役者不足です!」
これからも、そんな場面が来ても逃げずに立ち向かおう。
ふさわしい人になるためにも。
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